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IMC TOKYO 2008の西華産業ブースでRED ONEをじっくり見てきた。四谷の(株)テックスがレンタルを始めていて、標準セットが84,000円/日。18-50mmのレンズが10,500円/日、ストレージがメモリカード2,100円/日、RED Driveが4,200円/日。合計で一日10万円ってところ。2KまでならFCPで何とかなるし、使ってみたいなあ。
2004年のInter BEEで注目していたけど結局は購入しなかったSerious Magicの「DV Rack」が、Adobeの製品「Adobe DV Rack HD2」として発表された。DV/HDVカメラとPCをIEEE1394で接続して、ダイレクトにHDDにキャプチャする製品。プレミア・プロに取り込まれる形ではなくて単独のアプリだし、英語版のまま販売するようなので、アドビとしての機能追加なりチューニングはどれだけあるのか分からない。ただ値段は48,000円とディ・ストーム/ニチメン版よりリーズナブルになった。
あとはプレミア・プロと同様にMac OS X版を出して欲しい。Boot Campでは動くようだが、Boot CampとかParallels Desktopとかじゃなくて、ネイティブで動かしたいでしょう普通。Windows Vista対応は、ビデオオーバーレイ方法が変更になったから時間がかかるのかな。
- Adobe - Adobe DV Rack
- アドビ、英語版「Adobe DV Rack HD2」「Adobe Ultra2」を販売 (MYCOMジャーナル)
- Adobe - Press Room - アドビ システムズ社、Serious Magic社を買収し、ビデオ製品を拡充
AV Watchの記事「TJC、H.264エンコーダ無償ダウンロードを開始」を読んで早速その実力を試してみる。MainConceptからフリーでダウンロードできる次世代コーデック「H.264」は、まだプレビューバージョンなので、最適化の余地が残っているようだ。
とりあえずSONY製DV codecの6分程度のAVIファイルをH.264のMain Profileでエンコードしてみる。設定はよく分からないので(笑)すべてデフォルトのままで、ビットレートは3Mbps。ポチッとボタンを押してエンコードを始めると、しばらくなにやらゴソゴソと計算をしてから、作業終了までの予想時間が表示された。
え、6時間もかかるんですか?
おかしいなあ、AV Watchの記事だと、Pentium M 1.5GHzでほぼ実時間でエンコード出来ているようなんだが。こっちのPCはPentium 4 2.8GHzだし、メモリはたっぷり積んでいるし、何でこんなに遅いんだろう。実時間の50倍以上もかかるのはやっぱり変だよなあ?
AV Watchのテストとの違いと言えば、ソースファイルがMPEG 2か、DV codecか、くらいなんだが、それが問題なのかなあ?空間圧縮だけでなく、いちど時間圧縮をかけたソースだと早く演算できるのだろうか?
うーむ、何か違うような気がする。明日もう少し調べてみるか。
(2004.2.26 追記)
朝から今度はMPEG2へのエンコードテスト。CBR 6Mbpsの設定で8分くらいで終了。まあ、こんなものだ。で、もう一度H.264へエンコードしてみると、やはり6時間くらいかかる表示が出た。
自分の検証環境が特殊だとは思えないので、ダメ元とは思ったがMainConceptのサポート担当にメールを出し、同時にAV Watch編集部にも相違についてメールで聞いてみた。プレビューバージョンの製品だからメーカーが対応しないのは当たり前だが、15分もしないうちにAV Watch編集部からメールが入った。それによると、
「約14分のMPEG-2ファイル」は、「約14秒のMPEG-2ファイル」の誤記
だそうだ。ははは、やっぱりそうか。実は昨日、編集のIさんと「分」と「秒」を間違えたんじゃないの?と言っていたのだ。記事を見ると、先ほどメールを出す前にはなかった訂正が赤文字でしっかり入っていた。
な訳で、H.264のエンコードには多大なCPUパワーが必要と言う事でした。
(2004.2.27 追記)
MainConcept社の担当さんからも丁寧なメールをいただいた。ベータバージョンの製品に対してもキチンと対応してもらえるとは嬉しいですね。
外出中にIMAGICAデジックスの営業さんが来たようで、机の上に挨拶と各種パンフレットが置いてあった。いつもどおりNitrisを始めとするAvid製品群やvi[z] シリーズ、Teranexのフォーマットコンバータ、cinecureという手動パラ・キズ消しシステム、おなじみのセルアニメ支援ツールAnimoなどなど。
目新しいところでは、「mokey」かな。IMAGICAデジックスによれば、
「mokeyは任意の動画映像からクロマキーを使わずに前景画像を抽出し、マスクも生成するソフトウェアです。」
なんか面白そうだ。つまりはブルーバックやグリーンバックの映像でなくとも「抜ける」と言う事なのだな。開発したImagineer Systems Limitedにデモ版があるので早速登録してダウンロードページに行ってみたら、マニュアル、ソフトウェア、チュートリアルムービーの合計サイズが200Mbytesを超えている。と言うわけで、ダウンロードの合間にこの記事をエントリーしているのでありました。デモ版の使用感などは明日以降ですな。
一昨日埼玉県川口市の「NHKアーカイブス」を見学したとき、15年ぶりくらいに旧友に遭遇したことを書きそびれた。そいつは4Fの伝送室に鎮座していたのだが、名前を「SONY BVH-2000」という。この世界に誇るTypeCヘリカルスキャン型1インチVTRの名機と過ごした青春の日々を懐かしく思い出してしまった。なんて格好良いものではなかったけどね、ダビング屋は。
オープンリールに納められた1インチマスターテープをBVH-2000にセットし、400台のビクター製業務用VHSデッキに生テープを挿入し、ワイヤードリモコンで一斉にデッキをコントロールする。あの400台のデッキが動き出す「ガッシャーン」という動作音を今でもはっきり思い出すことが出来る。徹夜や不規則なシフトが多くてシンドイ時代だったなあ。ホントは記憶から消し去りたい時代なんだけど、でもBVH-2000は間違いなく信頼するに足る素晴らしい機械だった。その後、デジタルコンポジットのD2 VTRに主役の座を奪われ、D3とHD D5に統一されたNHKでは過去の資産を見守るプレーヤーとして余生を送っている訳だ。
そういえばその隣のラックに3/4インチUマチックVTR(いわゆるシブサン)もあったが、私はこいつが大嫌い。S-VHSのオフライン編集機が出てくるまでは、シブサンのひどい画質と操作性と体積に悩まされたものだった。2インチVTRがあるのかと聞くと、NHK全体でまだ2台あるんだって。私はテープすら一度も見たことが無い。
普通の人は1/2インチ幅のVHSとβ、8mm幅のHi-8、1/4インチ幅のDVしか知らないだろうけど、業務用の世界にはさまざまなフォーマットが混在していて、NHKアーカイブスとしても次の世代に映像コンテンツを残す「入れ物」として何を採用すべきか、テープメディアなのか、ブルーレイのようなディスクメディアなのか、はたまたコンピュータファイルなのか、今のところ結論は出ていないそうだ。
BVH-2000がオークションに出ていたのを発見。落札価格を見ると涙が出てきそうだ。机の一番下の引き出しくらいの体積があったTBC(Time Base Corrector)と合わせると、2000万円くらいの機械だったんだぞ(涙)。
向かっているのはこの業界の人間なら誰でも知っていることだが、そこへのアプローチの仕方が2大メーカーでは違っている。SONYは半導体メディアへの「つなぎ」としてブルーレイディスクを使った「XDCAM」を持ってきたのに対し、松下はダイレクトにSDメモリの「P2」を出してきた。
どちらが制作サイドの支持を得るかを予想するのは難しいが、個人的にはブルーレイのような中途半端なものはすっ飛ばして半導体メディアにしたほうが良いと思う。これからのビデオ制作では、生データ、編集データ、メタデータなどを一括して管理するのが望ましいので、生データだけディスクで管理できても仕方がないと思うのだ。その形態に行き着くまではSONYのやり方のほうが管理サイドの支持を得るとは思うけど、膨大なデータを抱える局はともかく、中小零細やクリエイティブ要素の多いプロダクションでは、ディスクメディアのメリットはあまり感じられない。
がんばれ「P2」。
ビデオの合成用背景を買いに秋葉原へ。Focal Point Computerに電話して在庫のある店を確かめておいたので、寄り道せずにまっすぐLaOXザ・コンMAC館3Fに行き、「Jump Backs Volume 8: High Impact VI」を購入。DTMとDTVのコーナーに目をやると会社に戻るのが2時間ぐらいは遅れそうなので、泣く泣くJRで帰社。このところ自律神経失調気味で地下鉄に乗るのがしんどい。
購入した素材集は想像していたものとは良い意味で全然違っていた。通常の動画素材集は特定のコーデックでレンダリングされて、特定のフォーマットでDVD-ROMなりCD-ROMに収められているものが多い。Photo-JPEGやAnimation圧縮のQuickTime、DVコーデックのAVIとかですな。ところがこの素材集はpng形式の連番静止画が40パターンほど収められていて、専用アプリを使って出力形式をカスタマイズし、レンダリングする事により自由な出力形態が選べる。選択できるパラメータは、フィールド(奇数優先、偶数優先、なし)、解像度(720x480、720x486、720x576、カスタム)、フレームレート(25、29.97、30、カスタム)、フォーマット(QuickTime、AVI、連番シーケンス)。素材の尺(長さ)も5段階で選べるし、アルファマットの有り/無しも選べるし、なんと基本となる「色」まで自由に設定できるので、カラーバリエーションはいくらでも作れる。NTSCだけではなくPALにも対応してたりして芸が細かいところもある。バッチ処理ももちろん可能なのだが、レンダリングの際の振る舞いに少し奇妙なところがある。もしかすると設定で解消できる事なのかもしれないので、いまのところ詳しくは書かない。
思いがけずに面白いアプリケーションに遭遇すると得した気分になるが、このような経験は近頃ずいぶん少なくなった。15年位前のMacintosh用のアプリなんて感心するものばかりだったが。こちらが擦れてきたのかもしれない。
午後から「Avid|DNA Tour 2003」に出かける。六本木のオリベホール。プライベートショーにはちょうど良い大きさの会場だ。Adrenaline(アドレナリン)はもう発売されているし、Xpress Pro with Mojoはこの間見たし、DS Nitris(ナイトリス)が見たかったのだけど、Nitrisは今回も完動品は間に合わなくて筐体だけ。デモはDS 6.0で行われた 。残念。多分fireとかiQとかとの競合になるNitrisは無理だとしても、Adrenaline欲しいなあ。SDまでなら560万、HDオプションつけても720万円かあ。いままでのMedia Composerシリーズに比べたら、目眩がしそうなほど安い。
新しいハードウェアは筐体デザインをdigidesignのものに合わせてきたが、ソフトウェアはまだまだそれぞれのインターフェースを引きずっている。Media Composer、DS、Symphonyと一つの会社で3つもGUIがあるのはどうかと思うぞ。エディタとコンポジタという違いはあるにせよ、もう少し何とかならないものか。アドビみたいに。あそこはオリジナルのソフトはIllustratorしかないのに、買収したソフトを自社のGUIに合わせるのがうまい。